中世の城塞「ロンドン塔」へ

タワー内は、厳重な警備。
陸軍の制服→を着た兵隊さんが
ロンドン塔を守っています。
その他に通称ビーフィーターと呼ばれる
衛士が当時を思わせる
制服でタワーの案内役を一役
かっています。

ロンドン塔で大切にされている
カラス・・。イギリスで出会った
カラスは、我が家の近くで
見かけるカラスより
小さく、くちばしも凶暴では
ない様子。
 特にロンドン塔のカラスは
「カラスが死ぬと王室が滅びる」
という言い伝えがあり
17世紀以降「レイウンマスター」
と呼ばれる専門の衛兵によって
大切に飼育され
一羽が死ぬと野生のカラスを
一羽補充するのだそうです。

ロンドン最終日は、いよいよフリータイムです。
Hさんご夫妻と成田で計画を練ったプランを実行します。
 まず、ホテルから徒歩でアールズ・コート駅まで
地下鉄に乗りタワーヒル駅で下車。
タワーヒル駅から、↓このタワー・オブ・ロンドンの
チケット売り場で入場券を購入します。

↑こちらは前日に向かい側のロンドンブリッジでバスの車窓から
タワーブリッジを撮影した景観
1894年、今から115年前に造られました。2基の壮麗な塔からなる跳ね橋は
背後にあるロンドン塔のイメージを損なわないように設計され
ビクトリアゴシック様式を用いています。北のタワーから入場する
見学ツアーを予約し参加すると上部の橋を徒歩で渡りテムズ川からのロンドンの
景色を楽しめるとのことです。

なんと言っても
私たち女性が見たいのは
→ジュエルハウスです。
 現女王のものも含む
目もくらむような王冠や
戴冠式で使用する
装飾品など
王室の宝飾品の数々が
展示してあります。
 エリザベス2世の
戴冠式を伝える映像も
観る事が出来ます。
 大きな宝石をふんだんに
埋め込んだ冠など本当に
目がくらみました。
最も有名な宝石は
世界最大のダイヤモンド
「偉大なアフリカの星」です。
 ここにある宝石、庶民には
全く手の届かない豪華さです。
これを見ると、宝石を所有
したいなんて欲望は消滅
ただ、その美しさを永遠に
記憶に留めておきたくなります。 

 血ぬられた歴史の証人
ロンドン塔ですが
現在は、武具やジュエリーなど
王室のお宝を観る事が出来ます。
敷地内は広いので見学には
3時間は欲しいところですが
予定満載のこの日も
急ぎ足で観光します。

↓こちらの要塞を見ると
1078年に築かれたロンドン塔の歴史を
感じます。対岸にキラキラ光って
見えるのが2002年に出来た
ロンドン市庁舎です。(現代の建築家
ノーマンフォスターの代表作、フォスターは
世界中で100以上の巨大プロジェクトを
手がけているロンドンを代表する建築家
大英博物館のグレートコートも彼によるもの
日本でもお茶水にあるセンチュリータワーを
設計しています。)

西側にある英国王室の紋章
(ライオンとユニコーンが盾をささえている)のある
このミドルタワーの門から入城しましょう。


↑ロンドン塔を東側から見た様子です、

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バッキンガム宮殿の衛兵交代パレード

↑タワーブリッジを通過する車窓からロンドンブリッジ方向を撮影した景観

ロンドンブリッジはテムズ川に西暦43年頃ローマ人によって架けられた橋で
1750年まで対岸とを行き来する為の唯一の橋でした。天災、人災に幾度も
見舞われ、幾度も再建されました。「ロンド橋わたろう♪〜」と日本でも童謡で
おなじみの石橋は1209年に完成し以降600年間活用されていたそうです。

中央に見える係留されている戦艦は「ベルファスト号」1939年から24年間
イギリス海軍の戦艦として活躍しました。今は一般公開されて船内を見学できるそうです。

それでは、悲劇の舞台ロンドン塔へ

当初、ウィリアム1世によって建設されたロンドン塔は
外敵から城を守る、と言うより王の権力の象徴や市民が
蜂起した際の王族の避難場所として機能しました。
その後、少しづつ規模は拡大して13世紀以降は
「監獄」として転用されました。16世紀には
宗教上の異端者や王室への反逆者の幽閉場となり
処刑場としも使われたのです。

曇ってきたのでちょと残念ですが、タワーブリッジは、現役の跳ね橋で
ロンドンのランドマークになっています。
全長80・5m、水面から上部までの高さ42・4m橋が跳ね上がった時の
水路幅61mという巨大な橋。電力と油圧のシステムで跳ね橋を上下させていて
毎日1〜2回跳ね上がるのだそうです。

ロンドン塔、テムズ川沿いの
城壁に上ってタワーブリッジを
眺める事にします。↓

→ホワイトタワーはロンドン塔の
原型となった建物。高さ27・4m
内部には中世の武具などが
展示してありました。
 内部は撮影禁止なので
お見せ出来ないのが残念ですが
中世の甲冑は、かなりの重さ・・・
これを着て戦うのはすごく
エネルギーがいるな〜☆と
思いました。展示のスケールも
大きく、戦いや歴史ファンなら
見学は楽しいかも?日本の戦国
武士の甲冑と比較して見るのも
おもしろいかもしれない。