緑のトンネルをぬけて「カッスル・クーム」へ

バイブルック川に沿ってウェーバーコテイジの家並みが続きます。
かつて、この村に住んでいたブランケット兄弟が寒さから身を守る為に
作り始めたという織物が後の毛布となり
「ブランケット」と呼ばれるようになったと言います。

↓これが、この村の中心にあるマーケットクロス、

 17世紀頃の繁栄を今に知らせています。

 バースから32㎞北にある
カッスルクームへ向かいました。
カッスルクームのクームは「谷あい」という意味。
コッツウォルズの最南端に位置して
イギリスでもっとも古い家並みを残している
集落に選ばれている村です。
 17世紀に羊毛の集散地として栄えたこの村には
その収益から、寄進で完成した
セント・アンド・リュース教会や
マーケットクロスなど繁栄の面影が残っています。
 17世紀には栄えたこの村ですが鉄道や街道から
遠く離れていた事から、やがて町は寂れてしまう事と
なります。しかし、逆にそれが幸いし当時の家並みが
そのまま現在に残る結果になったのです。
 この絵になる村は、しばしば映画のロケ地として
使われるようになっています。
 バスを降りて緑の木々に囲まれた道を歩いていると
あたりが開けて古い家並みが目に入ってきます。

マーケットクロスの正面にある小さなドアのお家の前に
セルフのケーキ販売がありました。

マナーハウスを後に、カッスルクームのパブ、ホワイト・ハート↓の前を
歩きマーケットクロスへ向かいます。

 教会の近くに「ザ・マナーハウスホテル」があり
行って見る事にしました。
 イギリスを旅する事になり、他のツアーの
パンフレットを見ると、ちょっと高価で贅沢な
コースには、「マナーハウスに連泊☆」とあります。
 マナーハウスとは、中世のイングランドにおける
荘園に、貴族やジェントリーが建てた
邸宅の事、マナーの語源は滞在するという意味で
中世以降のカントリーハウスとほぼ、同じ意味だと
されます。
 いつか、宿泊する日の為の予習?
入り口から、ちょっと中の様子を見させて頂きます。

教会の近くには美しい花で飾られた
慰霊碑がありました。

ステンドグラスのデザインが素敵☆

お庭はゴルフ場のように広く芝生に覆われています。

お庭を見ながら過ごす人、ゴルフの練習をする人など
のんびりと時間を楽しむ宿泊客の様子も見られました。

村の中心にあるセント・アンドリュース教会は静かな佇まいです。

緑に囲まれたマナーハウスホテルの様子です。

11世紀のノルマン時代から900年にわたって、
この荘園領主の一家が館を守ってきたという歴史を物語るかのように
このホテルの部屋(本館と別館合わせて33部屋)の全てに
かつての荘園領主の名前にちなんだネーミングがされているということです。

道に面して並ぶ、古い家々からは風情ある趣が感じられます。

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モーリスの愛した「バイブリー」へ

静かでゆっくり時間が流れる村、そんな印象のカッスルクーム
いつか、マナーハウスに宿泊してのんびり時を過ごしてみたいな~☆