
2006年9月3日(日)宝塚大劇場・星組・15時阪急交通社貸し切り公演
ミュージカル・愛するには短すぎる
心温まる作品の多い正塚晴彦先生の脚本、演出による舞台。
題名からは「別れ」が想像され悲劇かな?と思っていましたが
とても爽やかなお話でした。舞台は船のセットが美しく、4日間の
船旅中に起こる数々の出来事がコミカルでファンタスティックに
展開して行きます。特に「湖月わたる」さんと「安蘭けい」さんの
セリフの掛け合いは絶妙でおしゃれ。ミュージカルなので
歌で綴っていく場面も多く銀橋でのお二人のデュエットで
ハモるところやダンスシーンも極まっていて素敵でした。
また、さりげな〜く登場するだけで客席から笑いが起こる
「美沙のえる」さんの絶妙な巧さで芝居はより楽しく展開します。
幕間のお客さんの会話からも「壮大とか劇的とかじゃないけど
こんな舞台もいいよね〜爽やかで良かったわ〜。」などなどが
聞こえてきました。
ロマンチックレビュー
ネオダンディズム 男の美学
クールでエレガンスなダンディズムを極める「湖月わたる」さん
オープニングのチャイナダンディーも印象的なのですが
黒燕尾で踊るシーンがとても素敵でした。
主題歌のネオダンディズムの歌詞にある
ダンディ 男を賭け、若さを賭け、ただひとり 時代に背を向け
〜志す道を 道を進む〜という言葉が18年間男役を極めようと切磋琢磨して
いらした「わたる」さんに重なって心に響きました。
演出の岡田先生の作品はいつも衣装の色のバランスに魅せられるの
ですが、この作品も、とても素敵でした。ネオダンディズムのテーマで踊る
男役の5色のマント姿と娘役の淡い配色でバラをイメージしたドレスの調和がよく
とても美しかったです。また、キャリオカの場面での娘役のピンクの衣装も
舞台をしっとりと彩っていました。
ポラリスの場面は星の輝きをイメージするシルバーの衣装で
「わたる」さんを中心に男役さんが踊るシーン、後ろで体を極限まで使って
大きく踊る「柚希礼音」さんの姿に釘付けになり若い力の成長を感じました。
「安蘭けい」さんが銀橋で歌う「All by myself」はとても胸に浸みました。
この公演でご卒業の「湖月さん」雪組に組替えの「白羽ゆり」さん
お二人のデュエットダンスでの長いリフトが印象に残りました。
華やかなフィナーレはとても感慨深く大切な思い出になりました。
次の公演から星組のイメージも一新されるのだな〜!と・・
・・・淋しいけれど、これからは「安蘭さん」のAll by myselfe新星、星組に期待しています。

