12月11日宝塚大劇場・宙組公演千秋楽「カサブランカ」観劇

来年も大劇場で元気に観劇して、素敵な思い出を作れますように☆

 毎年目標としている宝塚の本公演の演目を1回づつでも全部観劇する☆
という夢を4年続けて実現する事が出来ました。
また、今年は、世界初「カサブランカ」舞台化の千秋楽で観劇を締めくくることが出来て
充足感でいっぱいです。
 宙組はこの舞台が初主演となる大空祐飛さんと野々すみ花さんのお披露目公演で
色々な意味で注目したい舞台でした。
 「カサブランカ」は1924年製作のアメリカ映画で、アカデミー賞の作品賞、監督賞、脚本賞を
受賞しています。1989年にはアメリカ国立フィルム登録簿でセレクトされた
25本の1本に入る有名な作品であり
主演のハンフリーボガードは「映画スターベスト100」の1位
恋人イルザ役のイングリット・バーグマンは4位と主演の二人も名作の中で不動の人気を保っています。
 私など「カサブランカ」と言うと香り高い大輪のユリの花を思い浮かべますが
この舞台のカサブランカはモロッコの都市「カサブランカ」
第二次世界大戦下に欧州の戦火を逃れてこのカサブランカまでたどり着いた人々は
さらにカサブランカでビザを入手してポルトガル経由でアメリカに亡命しようと
混沌としながら時を待っています。そんなカサブランカで、主人公のアメリカ人男性「リック」は
パリで出会い理由を付けずに去った恋人「イルザ」との美しくも苦い思い出を
心の奥深くに閉じこめて酒場「カフェ・アメリカ」を経営しています。
ある日その酒場へ夫と現れたイルザと切ない再会を果たすリック。
・・・・・こんな背景から展開していくこの物語、宝塚の舞台も、いつもの芝居より
大人な感じでしっとり時間が流れて行きました。
 それは、映画ファンの持っているイメージを大切に違和感のない演出がされていて
映画の名セリフ「君の瞳に乾杯」や、リックとイルザ、二人の思い出の曲
「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」が映画そのままに流れて来るからでしょう。
 また、映像を巧みに使って飛行機の乗降シーンを表したり、実際の乗用車が舞台で運転されたり
舞台にスケールを持たせる演出に、とても感心しました。
 このしっとりした大人の舞台が主演の「大空祐飛」さんに合っていて
とても「いい感じ」だったのと同時に
「イルザ」という難しい役を若い主演娘役の「野々すみ花」さんが
色々工夫して演じている姿も光っていました。お化粧や所作などイングリット・バーグマンの
イメージを大切に演じている彼女に芝居の出来る主演娘役の印象を持ちました。
 映画「カサブランカ」は男性ファンが多く、それはリックがイルザに示す愛の形・・
またルノー大佐とリックの男の友情がさりげなくカッコイイからなのでは・・・と思うのです。
 そのルノー大佐役の北翔海莉さんやピアニスト「サム」役の萬あきらさんが
舞台をより素敵に盛り上げられています。また、亡命者役の花影アリスさん凪七留海さんにも
爽やかな印象を感じました。
 終演後、千秋楽のこの公演で退団される、ベテランの萬あきらさんが大階段を降りて
カサブランカの花束を後輩たちから渡され、ご挨拶された姿は、今年を締めくくるイメージとして
ずっと心に残りました。
  

日記トップに戻る