バスの語源「バース」観光へ
バース寺院は1617年に完成するまで12世紀から何度も改築され
長い年月がかけられたのですが、その完成度は素晴らしく
特にこの天井、美しく花が開いたような扇形の模様はイギリス・ゴシック様式の
建築美であり、エリザベス1世はバース寺院を「イングランド西部の灯火」と
名付けたと言われています。
そして、バースの街の中心に堂々そびえている、このバース寺院のハザードは
左右に階段があり、そこを天使が上って行く様子が刻まれています。
これは「天国への階段」と呼ばれています。同名の韓国ドラマや、映画を思い出しますね。
私も天国への階段を上れるかな?天国は、遙かに高い場所にある気がします。
上↑はローマンバースショップで購入した
バースのバッジと指ぬき、他にもお風呂に
まつわる色々なお土産や記念品が販売されて
いますよ☆
下↓バース寺院の指ぬきも購入して
お土産のコレクションも増えていきます。
博物館の色々な展示物を見ていると、この温泉の古い歴史を感じる事が出来ます。
それでは、↓下に見えます「キングス・バース」
(王の浴場)から博物館内を見て回りましょう。
長さ25m、幅12・2m、周囲を囲む柱は
19世紀に造られたものです。柱の上にある
ローマの偉人像がいにしえの歴史を感じさせます。
この大温泉、今でもお湯がわき出ているのです。
お湯に触れてみると「あったか~い」でもすぐに
係員の人がやってきて「ダメダメ・・・」と注意され
すぐに手を洗うように言われました。今ではこの
お湯、衛生上の問題が出てきたので、使用禁止
になっているそうなのです。
そう言われて見ればお湯の色が緑色・・・?
入浴剤が入っている訳ではないのですが・・・。
それでは、街の中心バース寺院の
右横にある入り口から「ローマン バース」
「ローマ浴場博物館」に入場します。
Both(バス・お風呂)の語源となった温泉の街
バースは私が想像していたよりも
はるかに、おしゃれな街でした。
古くローマの時代から続くこの温泉地
西暦675年頃には、もう修道院が建設され
その後は、聖ペテロを守護神とした教会も建てられ
それを中心に街が造られて行きました。
ローマ時代の戦士たちは、この温泉で傷ついた身体を
癒していたと言います。ローマ軍撤退後は一時廃れた
この街ですが、その後エリザベス1世の時代に復活
18世紀ジョージ王朝になると(1714年~1830年)
ロンドンの貴族や富裕階級の人々の保養地として
大規模に再開発されます。
それが、現在も華やかな風情を感じさせてくれる街並みと
なっているのですね☆
しかし、1942年ドイツの空爆により破壊された建物もありました
今は、そのすべてが再建され18世紀にタイムスリップして
優雅だった当時の様子を想像しながら街歩きを楽しめる
ようになっています。
すべての展示を見終えると、またキングズ・バースに戻る順路になっていました。
それでは、この温泉にまつわる言い伝えを幾つか☆
・病を患ったリア王の父がバースで湯治し、快癒した伝説。
・この近くにクロスバスがあり、そこでは、国王ジェームス2世の妻が湯治して
念願の妊娠に成功!これに感謝して1688年に十字架を建てたと言われています。
こちらは、ローマ神話の「ミネルバ像」
宝塚の舞台「カステルミラージュ」で
願い事を叶えるお守りとして主人公が持っていた
ミネルバのコインを思い出します。
現在でも聖なる泉から
お湯が湧き出る仕組みを
見る事ができます。
私たちは、このエレガントな館の前の芝生に座って
写真撮影☆なんだか優雅な雰囲気~!!
芝生では、子どもたちがボール遊びなど
それぞれリラックスして過ごしていました。
現在、このロイヤルクレセントの中央部は
ロイヤルクレセントホテルになっていて
その泊まり心地は気品高いのだとか。
また高級賃貸マンションとしても利用され
そのお家賃は高額とか?
それからマドンナやビルゲイツの別荘に
なっている棟もあるのだとか。
う~ん!こんな所に優雅にゆっくり
宿泊してみた~い!!と贅沢な願望を
抱きながら、バースの街の観光に向かいます。
そして、右→が博物館に隣接している
「パンプルーム」と呼ばれる社交場
18世紀には、王室や貴族、芸術家が
集まる社交の場であったのだそうです。
ヴィクトリア女王、ネルソン提督、ハミルトン夫人
ディケンズなども訪れた歴史あるこの場所で
今では、貴族でなくてもピアノの生演奏を聴きながら
ランチやアフタヌーンティーを楽しむ事が出来ます。
入場すると、ドーム型の天井の
広々とした受付カウンターがありました。
日本語の解説ガイドも充実しています。
これがロイヤル・クレセントです。この流れるような曲線美を誇る優雅な建物はバースに
多くの建造物を残したジョン・ウッド設計のテラスハウス。バースストーンと言われる
特産の石灰石を使って建設された30棟の大邸宅。カーブを描いた半楕円形「三日月型」のエレガントな
建物です。東端の1番地は、現在では博物館になっていてジョージ王朝のインテリアが
再現されているとの事。
設計のジョン・ウッドは親子で13年の歳月をかけて1774年にこの館を完成。