世界遺産アユタヤの仏教遺跡を巡る
アユタヤの象徴的遺産、ワット・ヤイ・チャイ・モンコンにやってきました。
野外で横になっていらっしゃるのは巨大な涅槃仏。なんだか気持ち良さそう〜☆
アユタヤは1350年シャム王国のウートン王がここアユタヤに王朝を開いた事に始まり
以後30代、417年の長きにわたって王朝は栄ました。アユタヤはチャオプラヤー川と
その支流に囲まれた自然の要塞、運河も整備され、「水の都」と呼ばれていました。
水利に恵まれ、東南アジアきっての商業と文化の中心地となり16世紀〜17世紀は
ポルトガル、オランダなど西洋諸国や日本とも盛んに交易して日本人町もありました。
王朝が全盛期を迎えたのは17世紀で人口はロンドン、パリよりも多く世界的に有名な大都市
だったと言います。長い歴史の間にはビルマ軍との攻防もあり決して平穏ではなかったのです。
1767年ビルマ軍に占領されていますが、同年10月に再びタクシン将軍が奪還して都を
トンブリに移します。アユタヤに今残っている遺跡は初期アユタヤ王朝の寺院が多いそうです。
天に届きそうな大仏塔もあります。
こちらがアユタヤでお会いしたお防様です。
装束のオレンジが鮮やかです。
こちらはワット・プラ・ラーム→
初代王ウー・トーンの火葬跡に建つ
規模の大きな見ごたえのある遺跡でした。
ワット・プラシー・サンペット↓は3人の王が眠る
王室の守護寺院です。アユタヤの象徴といえる
3基並んだ塔
ワット・マハタート↓は
栄枯盛衰を感じさせる寺院跡です。
1370年頃の建立時は高さ44mの
仏塔があったと言われていますが
ビルマ軍によって破壊されてしまいました。
現在その面影を残すのが右写真→の
木の根に囲まれた仏像の頭部です。
この神秘的な仏様のお顔は、この旅の中で
とても印象に残りました。
「ルーブルのモナリザを、思い出さない?」と
旅のお仲間とお話したのですが
ちょっと角度を替えたり
見るときの心次第で表情が変化するようにも
感じたのです。
微笑みには穏やかな境地を感じます。
アユタヤは遺跡を象に乗って巡る
オプションもあります。
昨日の象乗り体験の感動がまだ
さめやらなかったので申し込みませんでしたが
間近で見たアユタヤの象は
タイ情緒満点で、乗ってみたくなったのでした。
秋篠宮様がタイでお乗りになったのは
このアユタヤの象なのだそうです。